勤務医・開業医の節税・資産形成のための総合情報サイト 医師資産形成.com 編集部です。
最近では、不動産投資をする医師が増加傾向にあるようです。
数ある資産運用の中、なぜ今「不動産投資」を選択するのでしょうか。
今回は不動産投資がおすすめの理由、
そして不動産投資の種類をぞれぞれのメリット・デメリットと共にご紹介します。
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収入も多いが支出も多いと言われる医師の中には、
支出に対してあまり考えていなかったり、資産運用の知識に乏しかったりする方も多くいると思います。
しかしその場合、当然ながら問題も発生します。
ハードワーカーの代名詞とも言える「医師」という職業の年間残業上限は、
一般的な職種の過労死判定ラインのなんと倍の1860時間になります。
このような過酷な労働環境下で日々働く医師には、
将来的な安定性も考えた節税対策や不動産投資などの資産運用が必要不可欠です。
不動産投資にはいくつかの種類があります。
具体的には以下のような3つの種類となります。
<不動産投資の種類>
・現物不動産投資
・小口化不動産投資
・証券化不動産投資
それぞれの投資方法にはどんなメリットがあるのか詳しく解説していきます。
現物不動産投資とは、戸建物件・ビルなど現物の不動産に投資をするということです。
メリットとしては以下が挙げられます。
・銀行などの借り入れを利用すれば、少ない自己資金で大きな投資が行える
・少額の自己資金でレバレッジを効かせ、比較的早く資産の拡大ができる可能性がある
・減価償却による節税効果が見込める
高額のためひとりで購入するのが難しい不動産への投資資金を、
小口に分けて集めることで投資しやすい商品にしたものが小口化不動産投資です。
メリットとしては以下が挙げられます。
・小口化することで不動産投資の金銭面でのハードルを下げられる
・不動産管理の手間を省くことができる
・少額の投資金額で不動産投資ができる
・所有権を不動産オーナーとして得られる
不動産の収益を裏付けし、投資家から資金調達を行う投資です。
「証券化のために設立された特別な会社等にある不動産が売却され、
その特別な会社等が得る不動産のみを裏付け財産とした資金調達を行うこと」を不動産の証券化と言います。
メリットとしては 賃借対照表から不動産を外す「オフバランス化」が最たるメリットと言えます。
医師の不動産投資を成功させるにはこちらのページも参照ください。
現役医師の不動産投資について説明|ブログからも分かる成功のコツとは
不動産投資は(投資初年度の)見かけの所得が減ることで所得税支払いを抑えることができるため、
結果的に節税対策となるというメリットがあります。
また、属性が高くローン審査に通りやすい医師という職業は優位なので、
投資を考えているドクターに適した資産運用とも言えます。
医師は高所得の職業であり、税金も高額となるため、不動産投資は大きな節税効果に繋がります。
現物資産である不動産はインフレリスクに強いため、
その点安心して資産の運用ができることもおすすめの理由です。
そして不動産投資のため不動産を購入すると、
初年度に関しては初期費用や減価償却など大抵の場合が赤字になります。
しかし、この赤字により見かけの所得が減ることで所得税支払いを抑えることができ、
結果的に節税対策が可能となります。
また所得税・相続税などに加え、減価償却費も節税に深く関係してきます。
これは「減価償却費は不動産投資により得られた利益から差し引くことができる」からです。
医師ができる節税についてはこちらでご確認ください。
医師のための節税入門|勤務医にもおすすめの節税対策
レバレッジ効果とは「借金することにより得られる効果」のことです。
しかし借金と聞くと、どうしてもネガティブなイメージを持ってしまいがちなので、
レバレッジ効果の意味をきちんと知っておく必要があります。
言い方を変えると、借金をしない限りレバレッジ効果を得ることはできないのです。
医師は銀行からの融資が受けやすいのでレバレッジ効果も得られやすく、
その点が大きなメリットと言えるでしょう。
医師の「融資を受けやすい」メリットを生かすことで大きなレバレッジ効果が期待できるのです。
不動産投資で成功している医師が多い理由は、不動産管理会社に運用自体を委託をすることができるため、
「多忙な医師でも不労所得が得られるから」です。
「年間所得は高いが、年間残業時間の上限が一般のサラリーマンと比べて倍」という
ハードワークの医師にむいている投資が不動産投資なのです。
不動産投資は銀行の融資が受けやすいなど、
投資を始めるにあたりとても有利な立場にある医師におすすめの資産運用です。
メリットと共に知っておくべきことは、不動産投資にもデメリットが伴うということです。
不動産投資はおすすめの投資方法ではありますが、
デメリットについてもしっかりと把握しておく必要があります。
以下ではそれぞれデメリットについてご説明します。
当然のことですが、不動産投資には各種税金がかかります。
税金の種類としては以下が挙げられます。
・不動産購入時にかかる「不動産取得税」「登録免許税」
・不動産を所有しているだけで発生する「固定資産税」「都市計画税」
・不動産売却時にかかる「譲渡税」
「固定資産税」「都市計画税」に関しては、
特に何の業務もしていなくても税金が発生するため購入後の管理費まで考えた上で投資することが重要です。
しかし各種税金にはそれぞれ特例措置が設けられており、税率が軽減されるケースも少なくありません。
不動産投資をする際には各種税金の特例措置もよく調べておきましょう。
不動産投資をする上で最も心配なリスクは「空室リスク」と「家賃滞納リスク」でしょう。
・空室リスク
物件に入居者が入らないことにより、投資による見返りの家賃収入が得られないリスク。
・家賃滞納リスク
入居者の滞納などにより家賃が適切に支払われない場合のリスク。
これらのリスク回避のため、
不動産の購入前にはエリアなどについて入念に調査することが大切です。
また 家賃を滞納した入居者への対応をしてくれる管理会社に委託する、
入居者には確かな保証人をつけてもらうなどの対策もしましょう。
管理会社に委託することは 多忙な医師にとって重要なポイントとなるでしょう。
肝に銘じておくべきことは、「資産である不動産の価格は下落するリスクもある」と言うことです。
このリスクをなるべく回避するために、
将来的に人口増加が見込まれる利便性の高い地域の不動産を選ぶなど
万全の対策をとるに越したことはありません。
また「入居者の満足度を高める設備が整った物件」なども要チェックです。
今現在の状況だけでなく、市町村に足を運んで区画整理情報なども取り入れ、
将来的な予測をすることも必要不可欠になります。
できる限り不動産投資のリスクは回避したいものです。
そのためにはセミナーに参加したり、資料を取り寄せたりしてしっかり勉強することをおすすめします。
メリットだけでなく、デメリットについてもしっかり把握しておきましょう。
また各種税金に設けられている特例措置を知ることで、節税にも繋がります。
今の時代、インターネットでも様々な不動産投資情報が得られるためネット検索もおすすめです。
市町村に足を運んで区画整理情報なども取り入れ、未来予測をしてみるのもいいでしょう。
不動産投資での資産運用を考える場合、プロのコンシェルジュとの協力をおすすめします。安定的な資産運用で、明るい明日を迎えてください。
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将来まで見越して不動産物件を選ぶこと・レバレッジ効果を知るなど、
知識をつけることでリスクを回避することは可能です。
医師という職業による優位性を生かし、不動産投資を検討されてみてはいかがでしょうか。こういったローンのシュミレーションサイトなども上手く活用して計画を立ててみることから始めてみてください。