優秀で高所得というイメージが強い医師。
しかしながら金融リテラシーは以外と低いと言われているようです。
多忙且つハードな職業である医師にとって、どのような資産運用が適しているのでしょうか。
今回は医師におすすめの資産運用方法やそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。
高所得の職業である医師が、支出に無頓着であったり、資産運用の知識に乏しかったりという話をよく耳にします。
所得が潤沢であるからこそ、注意したい資産管理やファイナンシャルプランニングに
できるだけ早く着手することをおすすめします。
医師は、高所得と言われている職業の中でも常に上位にランクインします。
しかし例えば個人経営の場合だと、銀行や医師信用組合からの融資を受けて開業する場合が多いです。
莫大な費用がかかる診療機器や機材などはリースに頼るケースもあるため、
医師という職業柄収入も多いが支出も多くなるというのが実情です。
資産運用を成功させるには、いかにうまく節税できるかがポイントとなります。
資産運用の節税効果をうまく活用できると、トータルとして大きな節税に繋がります。
節税に関しては様々な方法がありますが、複数の節約法を実践して長期的に継続させることで
結果的に大きな節約に成功するのです。
医師に必要な節税方法と対策が紹介されていますのでご確認ください。
医師のための節税入門|勤務医にもおすすめの節税対策
医師は一般のサラリーマンと比較すると以外と金融に関する知識が少ない傾向にあります。
これは医師という職業柄高所得であることの安心からか、
資産運用に関心が向かない人が多いということも挙げられます。
このような金融リテラシーの低さはできるだけ早期に解決し、
資産運用することが必要でしょう。
医師は以外と資産運用には疎いと言われがちです。
しかし今こそ節税・運用する時代。自分に適した運用方法を見つけて、
無理なく無駄なく資産を運用していきましょう。
医師におすすめの資産運用方法としては以下が挙げられます。
● インデックスファンド
● ヘッジファンド
● 不動産投資
● 株式投資
● 個人型確定拠出年金(iDeCo)
それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
特定の指標と同じ値動きをするように運用される投資信託をインデックスファンドと言います。
インデックスファンドの指標には所謂NYダウや日経平均株価などの株式指数、
そしてNOMURA-BPI総合のような債権指数などが使われています。
インデックスファンドには以下の3つのメリットがあると言えます。
・シンプルでわかりやすい
企業の将来性や業績を分析する必要がないので、銘柄選びが比較的楽にできます。
・低コスト
インデックスファンドには運用コストが少ない銘柄が数多くラインナップされています。
・分散投資が可能
分散投資により一企業の倒産などからリスク回避ができ、安定した長期投資が可能です。
一方のデメリットとしては以下が挙げられます。
・大きな利益は見込めない
常に市場の平均にフォーカスした運用をしているため、大きな利益に繋がるのは厳しいでしょう。
・リアルタイムで取引できない
1日の終わりに出る基準価額で取引金額が決定するため、リアルタイムで取引することはできません。
・投資対象が比較的少ない
インデックスファンドの投資対象となっているのは一部の有名な指標に限られています。
ヘッジ(hedge)の意味は「避ける」です。
資産運用に於いては「リスクをできる限り軽減させる」ということからヘッジファンドと言います。
「金融の知識はなくても優秀」であることが重要であるヘッジファンドは、
医師に向いていると考えられます。
ヘッジファンドは相場が上昇・下落のどちらでも利益を得られる可能性がある、
これが特筆すべきポイントです。
また絶対収益追求型であるヘッジファンド故のメリットとも言えるでしょう。
価格変動の連動性が低い資産の組み合わせで投資することで分散効果を得ることができるため、
ポートフォリオのリスクも減らせます。
投資信託となっているヘッジファンドは数が制限されており、投資自体が難しくなってきています。
また流動性と換金性が低い傾向にあるため、自由なタイミングで換金できないケースや
通常の解約期間より長い間換金できないこともあります。
そしてほとんどのヘッジファンドは情報が公開されないため、投資信託と比べて判断材料が少ないのも難点です。
これらのデメリットを把握した上でヘッジファンド投資を行いましょう。
不動産投資とは「不動産を購入する」投資方法のことです。
「投じた資金の見返りに購入した不動産を貸すことで家賃収入を得る」これが基本となります。
また不動産投資には属性が高くローン審査に通りやすい医師という職業はとても優位です。
不動産投資で不動産を購入すると、初年度に関しては初期費用や減価償却などでもちろん大抵が赤字になります。
しかしこの赤字こそが重要なのです。
赤字により、見かけの所得が減ることで所得税支払いを抑えることができるため、
結果的に節税対策となるからです。
また現物資産である不動産はインフレリスクにも強いのが特徴です。
メリットが多い不動産投資ですが、デメリットもあります。
主なデメリットとしては、貸し出し物件に入居者が入らなかった際、
家賃収入が得られなくなる「空室リスク」と「家賃滞納リスク」です。
後者は入居者の滞納などにより家賃が適切に支払われない場合のリスクになります。
このようなリスクを回避するため、
入居者には入居条件として家賃保証会社の利用をしてもらうなどの事前対策が必要です。
下記リンク先より、不動産投資で失敗しないための対策をしっかり確認しておいてください。
医師の資産運用に不動産投資がおすすめの理由|メリット・デメリットを解説
株式投資とは株式を買うことです。
株式会社発行の株式に資金を投じて株主となることで、株主権を取得できます。
これにより経営参加の権利・配当を受け取る権利などを得ることになります。
最近では株式投資に再注目する医師も多いです。
売却株を期待できることが大きなメリットと言えます。
株価は常に変動しているので 取得した時の株価よりも値上がりしたタイミングで売却することで、売却益を得ることができます。
また株式投資をする楽しみのひとつとして、保有株数に応じて株主優待や配当金を受け取れることが挙げられます。
企業の株式を保有することで議決権が与えられ、企業の経営に参加することも可能となります。
初期投資額が比較的高額になることがデメリットのひとつと言えるでしょう。
投資信託や純金積立と比べてみると、株式投資の初期投資額が高いことがわかります。
そして株価は常に変動しているので、予想どおりの売買が成立しないことも多々あります。
株価の変動は世の中の様々な出来事に影響されるため、株価を予想して売買の成立をさせるのは容易ではないでしょう。
株式投資での失敗を回避するためにも、こちらのページをご確認ください。
医師が株式投資で資産運用するメリット・デメリット|本業と投資のバランスのとり方も紹介
掛金を自分で運用しながら積立てていき、原則として60歳以降に受け取る仕組みです。
掛金は月々5,000円以上、1,000円で設定することができ、
国民年金の被保険者種別・及び他の企業年金の加入状況により掛金額の上限が異なってきます。
「投資信託」「定期預金」などの商品が運用可能です。
iDeCoには以下のメリットが挙げられます。
・所得控除
例えば、一般的なサラリーマンがiDeCoで年間積立上限額276,000円を積立てた際、
積立金額全額についての所得がなかったものと見なされます。
・運用益非課税
売却後の課税取り扱いは特に有利です。
iDeCoは常に非課税で運用継続が可能なため、運用の見直し、リバランス共に常に非課税のまま実行できます。
60歳未満の引出しは原則できません。
そのため不測の事態に備え、資金不足に陥らないよう心がけておく必要があります。
また、金利上昇局面では元本割れになりやすいことも忘れないようにしましょう。
口座開設・維持にも手数料がかかります。
iDeCoは長期に渡る投資ですので、トータルで発生する手数料はあなどれないものです。
口座にかかる手数料まで把握した金融機関選びが必要です。
医師は時間的・肉体的にもハードな職業のため、
資産運用の勉強をする時間がなかなかとれないというのが実情でしょう。
そういった際には、思い切ってファイナンシャルアドバイザーやロボアドバイザーを利用してみてはいかがでしょうか。
また時間がとれた時にセミナーへ参加するのも 資産運用の勉強をするのにおすすめです。
資産運用のプロと前向きに準備して、計画的な資産運用を目指してください。
医師が頼れるコンシェルジュがこちらでお待ちしています。
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医師は高収入であるからこそ資産運用が必要であると言えます。
自分の生活スタイルや性格などを考慮して、どの資産運用が自分に向いているのか考えるといいでしょう。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考に資産運用を検討してみてください。