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勤務医、開業医に限らず、多くの医師が将来における金銭的な不安を抱えています。そのために本業と合わせて投資などを行っているという方も多くいます。そこで問題になるのが、医師にはどの投資方法が向いているのかということですが、個人的には様々な投資方法がある中でも株式投資をお勧めします。医師には株式投資が向いている理由や、本業と投資のバランスの取り方も併せて解説します。
こちらでは、株式投資以外の医師におすすめの資産運用の種類を紹介しています。自分に合った投資スタイルを見つけてみましょう。
m3.comが行った意識調査では、医師の3割が株式投資を行っているという結果が出ました。(出展元:m3.com意識調査「資産運用 どうしてる?」)
同調査で行われた「将来における金銭的な不安を感じるか?」との質問に「非常に不安を感じている」と答えたのも医師の内3割でした。
この結果からも将来的な安定のために株式投資を行っている医師がいるということが予想できます。
医師は株式投資を行うことに向いています。なぜなら20~30代の若い世代でも、他の職種に比べて賃金が高いからです。
株式投資は掛け金の利幅によって儲けが決まるため、資金が多いほど資産を増やせる確率が高くなります。また、投資の大原則として、投資期間が長いほど利益を得やすい構造になっています。
医師は若いうちから株式投資を行うことができるため、他の職種より有利なのです。
キャピタルゲインとは、保有している資産の値動きによって得られる利益(リターン)のことを言います。株式投資の場合は株式の値上がり益のことを指します。
値上がり益とは持っている株の価値が上がったときの利益のことです。保有する株式が買い付けした値段よりも高くなり、高値で売った場合に出る差額分の売却益のことをいいます。
株式の値上がり益は、株式投資家にとって最大の醍醐味と言えるでしょう。
配当金(インカムゲイン)とは株式を保有することで得られる利益のことです。
株式会社は株式を発行し、株主に買ってもらうことで資金を集め、それを元手にして事業を行います。その事業によって得た利益の一部をお礼として分配することを配当といいます。
株式の配当は年1回の会社もあれば2回行う所もあります。業績が悪い会社の場合は配当金を貰えないこともあります。
株主優待とは、株式を保有している株主にお礼として配られる商品のことです。株主優待は企業の任意で行われるため、企業によってはもらえないこともあります。
内容も企業によって様々で、自社商品やサービスを提供するところもあれば、金券やサービス券を配る場合もあります。
配当金の場合は保有している株式の数に応じて金額が決まりますが、株主優待の場合、どれだけのサービスが受けられるのかは企業次第です。株主優待をもらうために株を持ち続ける投資家も存在します。
医師におすすめの資産運用方法は株式投資に限りません。こちらに各種投資のメリットとデメリットをまとめていますので、ご覧ください。
医師の資産形成に最適な方法|各種投資のメリットとデメリット
医師におすすめの投資を紹介|節税にも繋がる資産運用方法とは
医師が資産形成を行うには有効な方法である株式投資ですが、医師ならではの株式投資のデメリットも存在します。
また株式投資は、投資する金額が大きくなればなるほど、デメリットも大きくなります。次項では医師が株式投資をするデメリットを詳しく解説していきます。
株式投資は他の投資方法に比べてまとまった投資額が必要になります。純金積み立ては、最低金額が月1000円から始められますし、投資信託などは100円から始めることもできます。
それに引き換え、株式投資では最初に最低でも数万円の資金が必要になります。株式投資は通常100株からの購入となるためです。例えば一株1000円の株を買おうと思った場合、100株で10万円になります。
ですが、医師は収入面で恵まれていることが多いので、資産運用を行いたい場合はそれほどのデメリットでもないでしょう。
株式投資を行うには、価格変動リスクが付いて回ります。価格変動リスクとは、時間と共に株価が上下するリスクのことです。
証券取引所が空いている間は、株が売り買いされるため株価が変動します。株価は買い手が多ければ上がり、売り手が多ければ下がります。また、株式投資には元本保証がないので、投資金額を損する可能性もあります。
株式投資は買った時と売った時の差で利益を狙うものなので、リスクはどうしてもつきまといます。
株式取引が行われる時間帯は、平日の朝9時から11時30分までと、12時30分から15時までとなっています。医師はシフト勤務のため、株式取引の時間に生活を合わせることが困難です。また、忙しいのでまとまった時間を確保することも難しいでしょう。
株式が活発に動いている時間帯に取引に参加できないことで、利益を得る機会の損失や、売るタイミングを逃して損益をかぶることにもつながります。
どうすれば医師業と株式投資のバランスを取れるのか?次項から解説していきます。
医師業と株式投資のバランスを取ることは大変ですが、不可能ではありません。実際に両立しながら株式で結果を出している医師も多くいます。
医師業と株式投資のバランスを取るには隙間時間の活用や、手間のかかることは人に任せるなどの方法があります。一つずつ詳しく見ていきましょう。
株式投資を行うなら株が取り引きされている平日9~15時の間に参加することが望ましいですが、多忙な医師では難しいときもあります。
そんなときでも勤務先に早めに出勤し当日最初の売り買いだけは必ず見るなど、時間を決めて株式をチェックすることが重要です。生活の隙間時間を活用することも大切です。帰宅時間中や入浴中など、何かを行いながら銘柄分析をするなどして時間を捻出している方もいます。
分析してわからないことはIRに電話で聞くことも時間短縮につながります。投資家ほど時間を割けない医師だからこそ、株価の波を受け止める心がないと難しいです。それを楽しめるだけの心の余裕を持てれば、株式運用で一財産築くことができるでしょう。
個人投資家のインヴェスドクターさんなどは、現役医師でありながら効率的な株式投資で好成績を上げています。
株取引を自分で行う時間がないという方は、ヘッジファンドに預けて運用してもらう方法もあります。ヘッジファンドとは、資産運用のプロにお金を預けて運用を委託する資産運用方法のことです。
運用を任せられるので自分で売り買いや銘柄分析をする手間がかからず、株式投資をする時間のない人でも資産運用を行うことができます。医師がヘッジファンドを利用するメリットは以下のものが挙げられます。
● プロの投資家に運用を任せるため手数料は取られるが、高い年利を期待できること
● 投資家と直接会うことも可能で、お金を預ける人を自分で選ぶことができること
● まとまった資産を預けるためリターンも大きくなる可能性があること
資産運用とは異なりますが、仕事のポートフォリオを組むことでリスクヘッジをするという考え方もあります。あえて別分野の副業をすることで仕事の幅を広げておくことは、プラスになるでしょう。医師におすすめの副業一覧はこちら。
忙しい医師でもできるおすすめの副業|資産運用なら節税にもなる
株式投資に興味のある人なら、投資信託を利用することもおすすめです。投資信託はプロに運用を任せるため、投資経験のない初心者でも参加することができます。
また、投資信託は投資家から集めたお金を株式や債券、不動産などに分散して投資するシステムのため、一つの投資信託を購入するだけで分散投資になるなどのメリットがあります。
インデックスファンドとアクティブファンドでは、運営方法や手数料など大きく変わります。両者の違いを下記にまとめました。
<インデックスファンドの場合>
● 株式指数等のベンチマークと同じ動きをする運用を目指す投資信託
● 管理費が安く済むため、手数料が無料であることが多い
● 信託報酬が低いので、運用成果が上がりやすい
<アクティブファンドの場合>
● 株式指数等のベンチマークを上回る運用成果を目指す投資信託
● 管理費コストがかかるため、手数料が高い
● 信託報酬がかかる分、運用成果が悪くなるリスクが高い
投資信託は分散投資のため、投資信託を買うだけで分散投資ができます。分散投資でコツコツ積み立てていく方が、リスクが少なく最終的には利益が出やすくなります。
また、株式投資には売り買いする時間と、ある程度の知識が必要ですが、投資信託であればプロに運用を任せることができます。忙しい医師には、手数料が安くてオーソドックスなインデックスファンドの方が、低リスクで放っておくことができるので、お勧めです。
インデックスファンドには不動産もあります。そのほかの不動産投資に興味がある人は、こちらをご覧ください。
医師の資産運用に不動産投資がおすすめの理由|メリット・デメリットを解説
一般的なサラリーマンに比べて収入の多い医師は、株式投資を行うことに向いています。
忙しくて時間がないことや、シフト勤務などで株取引に参加しづらいことなどは隙間時間の有効活用や、資産運用のプロに任せることで克服できます。早い段階から株式投資を行うことで、資産運用を有利に進めることができます。
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