元金均等返済は、一見元利均等返済と同じように思えますが、仕組みは全く異なります。
元金均等返済とは、毎月返済する元金の額がほぼ一定になるように整えられている返済方法のことです。
これに加え、年間で発生する利息もすべて返済することができるので、
はじめの頃は返済額の中に発生する利息が高くなる傾向にあります。
投資のはじめの頃はキャッシュフローも定まっていないため、
返済に不安を覚える人も多いです。
そのため、あらかじめ発生する分のローンの金額だけは確保しておくと良いでしょう。
そういったデメリットを考慮しても、元金均等返済にはメリットが多くあります。
元金部分の借入残高を毎年一定金額減らすことができるので、
完済までの見通しが早く、確実に返済することができます。
また、毎月の返済額も年々減少させることができるので、
支払いが楽になっていくという利点もあり、おすすめです。
しかし、初期の審査では、はじめの頃にかかる費用が高額になることも考慮されているので、
審査基準が厳しくなり、最悪の場合は審査に通らない場合もあるので、
返済計画がしっかりと定まっている場合のみ申し込むようにしましょう。
元金均等返済は、毎月の返済額をn回で完済するものとすると、
前月の借入残高×利率で割り出すことが可能です。
この計算式はとても簡単なので、自分で計算することもできます。
また、この計算式を応用することによって、支払った利息の総額なども求めることができるので、
支出の管理が自分でも手軽に行えるのが魅力です。
支払いの際、元利均等返済と迷っていた場合、
元利均等返済のデメリットが気になるようであれば、元金均等返済をするのがおすすめです。
元利均等返済のデメリットを払拭してくれるので、
毎月一定額の元金を確実に減らしていくことができます。
また、その計算式もとても簡単なので、計上額をすぐに割り出すことができるなど、
家計への負担をあらかじめ計算しながら計画的に支払っていくことが可能です。
初期にかかる費用は高額になる場合もありますが、毎年確実に元金も利息も減らしていくことができるので、
年々負担を軽減させ、支出を減らしていくことができます。
利息を支払うことで元金が中々減らないことを懸念している場合は、
元金均等返済を利用して返済する計画を立てることによって、
不動産投資を効率よく進めていくことが可能です。
計算式を有効に活用しながら検討してみましょう。
元金均等返済と元利均等返済の違いをよく理解し、その上で返済計画を立てていくことによって、
不動産資産を無駄なく運用することができるだけでなく、
毎月の返済のリスクや不安を少しずつでもしっかりと回避、把握しつつ返していくことができます。