NISA(少額投資非課税制度)とは、年間で約120万円以下の投資をする場合、投資で得た利益を非課税で受け取ることができる制度です。
NISA(少額投資非課税制度)を取り扱っている会社は複数あり、その中から信頼できる1社を選んで口座を開設することによって、株取引を非課税で行うことが可能です。NISA(少額投資非課税制度)は2014年に開始されてから年々注目度が高まっており、近年では積み立て用のNISA(少額投資非課税制度)が開始されるなど、需要もうなぎのぼりとなっています。
さらには、未成年を対象としたジュニアNISA(少額投資非課税制度)も開始されており、20代以上の成人を対象とした試みだけではなくなってきているのが現状です。老後の生活資金や住宅購入資金など、まとまった金額が必要になったときのために積み立てをしておく人も増えており、NISA(少額投資非課税制度)の仕組みを利用してさまざまなことができます。そのためにも、仕組みやメリット・デメリットを知っておくことが大切です。
普通の口座の場合は、投資で得た利益を利用しようとすると、20.315%の税金がかかってしまい、利益をそのまま得ることができません。しかし、NISA(少額投資非課税制度)の口座を開設し、その口座を使って投資を開始すれば、非課税で利益を得ることが可能です。
たとえば、NISA(少額投資非課税制度)口座とそれ以外の口座では、具体的に50万円の利益が出た場合、10万円以上の差が発生する可能性があります。また、非課税ということは、確定申告をする必要がないということなので、手間もかからず手軽に投資を進めることができるのです。
しかし、NISA(少額投資非課税制度)を利用して投資をする場合、非課税対象の投資金額に制限が発生します。また、原則1人につき1口座までしかNISA(少額投資非課税制度)の口座を開設することはできません。NISA(少額投資非課税制度)を利用するためには、さまざまな制約が発生するため、大規模な利益を得ることはできません。
さらに、NISA(少額投資非課税制度)を利用して投資した場合は、金融商品を売却した後は非課税枠が回復しなかったり、非課税対象枠を翌年まで繰り越すことはできなかったりといったルールも存在します。このような制約が発生することで、利益を多く得ることができないというデメリットも存在します。しかし、コツコツ一定数以上の金額を利益として得たいという場合には、この制度はとても重宝します。
金額が120万円までと決まっているため、その金額が余らないように調整しながら投資を進めていくのも、投資する側の腕の見せどころです。
キャリア編集部よりキャリアに役立つ情報をお届けします。