資産形成コラム

医師・勤務医の税理士の選び方の3つのポイントとは|メリット・デメリットも紹介

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医師だけでなく、勤務医も税理士が必要な場合があります。対策をしなければ税金の負担が大きくなるケースが多いことも理由のひとつです。さらには、医師のキャリアを積んでいくと開業期、成熟期といったステージに直面し、各ステージで税理士は頼りになるパートナーとなるため、大きなメリットとなるでしょう。税理士選びの3つのポイントについてご紹介します。

医師・勤務医が税理士の利用が必要な理由

医師(開業医)になると税理士の利用が必要になります。また、勤務医も一部、税理士が必要な場合があります。
なぜなら医師は、患者に適切な医療を提供して対価を得ることになりますが、開業をすれば医療行為以外にするべき業務が非常に多いためです。

例えば、医師となる場合は開業の際に必要な資金の調達や設備の購入、ホームページやチラシなどの集客ツールの作成、売上の管理をはじめ多くの業務があり、患者の治療や診療をしながら同時並行で行うことは至難の業でしょう。
また、厚生労働省の資料によると、勤務医から医師になった場合は勤務医時代の平均年収が約1,479万円なのに対し、開業した場合は約2,530万円と、おおよそ1.7倍に跳ね上がります。 年収が増えれば支払う税金も多額になるため、税金対策の必要性もより高まります。

一方、勤務医は一般的には会社員と同じ雇用形態なので基本的には確定申告は不要です。
司会書籍の執筆や、講演会やメディアへの出演をしている場合など、主たる勤務先以外から給与を受け取っており、その金額が20万円を超えると確定申告が必要になるケースがあります。

自身で行った確定申告が間違っていれば、修正申告などの業務が追加で発生します。
とくに開業医にとっては、自分が医療行為以外の事務作業に費やしている時間は収益を生みません。

開業医・勤務医いずれの場合も、確定申告が必要な場合は税理士に担当してもらうことをお勧めします。
開業時の節税対策についてのわかりやすいポイント解説はこちら↓
開業医の節税対策|必要性とおすすめの対策方法
開業医の資産形成について|開業医の金融資産や資産の運用方法

税理士が行ってくれること

医師が税理士に依頼できる主な内容は、次の3つです。

  • 開業時の相談
    医師が診療所を開業するためには開業資金や当面の運転資金が必要です。一般的には金融機関から融資を受けることになりますが、融資を受ける際には本人の属性や事業計画など膨大な資料が必要になります。金融機関は膨大な情報をもとに、融資可能な金額や融資時の金利を個別に設定します。有利な金額・金利で融資を受けるためには、金融機関との交渉に長けた存在が必要です。その役割を担うのが税理士なのです。
  • 経理や確定申告の支援
    医師の場合は、支出や収入など日々発生する取引を把握していないと、毎月どの程度の収益が出ているのか、収益が前月や前年を比べて増えているのかが見えなくなってしまいます。日々発生する取引を記帳して、定期的に診療所の利益を把握することで、現状の把握、今後の対策や戦略を立てやすくなります。もちろん確定申告の支援も行います。確定申告に関しては、勤務医も必要であれば税理士を活用すれば業務の負担を軽減できるでしょう。
  • 経営コンサルティング
    税理士はさまざまな個人事業主や法人の財務内容を見ているため、財務諸表などの情報から診療所の課題を見つけ出すことができます。他業種、同業種などの事例をもとにした収益アップやコスト削減策、人的資源管理などのコンサルティングを受けることができます。

医師・勤務医が税理士に依頼するメリット

医師が税理士に依頼をするメリットは以下の3つです。

  • 記帳や確定申告が正確
    日々の取引を正確に帳簿に記録し、確定申告業務も正確に行ってくれるため、自分で行うよりも後で修正申告が必要になる可能性が低くなります。また万が一税務署から指摘されたり、調査が入った場合には、税理士が代わりに回答したり、適切なアドバイスをくれるなど税に関する業務の負担が軽減されるでしょう。
  • 資金調達の相談ができる
    医師の場合は経営が一時的に苦しいときや、今後拡大路線に舵を切る時など資金が必要な場合に、金融機関から融資を受ける方法や国や自治体が提供している助成金制度の提案、手続き書類に関するアドバイスをもらうことができます。勤務医の場合は、開業をする時の必要資金や、資金調達の方法などのアドバイスを受けられるので、煩雑な書類準備などもスムーズに行うことができるでしょう。
  • 良き相談相手
    医師・勤務医どちらにしても税理士に依頼すれば、税理士が収支や経営状況を全て把握します。そのため今後のビジョンや、現在の悩み事などを包み隠さず話せる良き相談相手になってくれます。

医師・勤務医が税理士に依頼するデメリット

税理士に依頼をするデメリットは2つあります。

  • 税理士への報酬が発生する
    医師・勤務医が税理士に依頼をすると、税理士費用が発生します。報酬は毎月発生する顧問料と、税務書類作成時に分かれて発生するのが一般的です。費用に関しては後述します。
  • 頼りすぎると自分が成長しない
    税理士に税務に関する仕事を全て任せておけば、医療業務により専念できるでしょう。しかし、医師の場合は経営者という側面があるため、ある程度は自分でも税金の仕組みや経営戦略など理解しておく方がいいです。勤務医であったとしても、確定申告のやり方や節税の方法などは将来的にさまざまな場面で生かすことができます。
    税理士に業務を丸投げすることも可能ですが、せっかく税理士という税務のプロと直面出来るよい機会でもあるので、ビジネス感覚を学ぶ場として積極的に関わっていきましょう。

医師・勤務医の税理士選びの3つのポイント

医師や勤務医の税理士選びのポイントは3つあります。

  • 医療系の経験が豊富
  • 確定申告だけではなくトータルでサポートできる
  • 料金などが明確

まず最も重視をしたいのは医療系の経験が豊富であること。そして、医師を継続していくと、開業期、成長期、成熟期とさまざまなステージに直面します。どのステージに直面しても対応できる、または対応可能な人的ネットワークを持っていることも大切です。そして、後々トラブルにならないために料金体系が明確になっていることもポイントでしょう。

医療系の経験が豊富

開業医の場合、税金を計算するためには概算経費や社会保険診療報酬に対する事業税の非課税制度など、医療関連特有の税制も関わってきます。

医療分野の税務に詳しい税理士でなければ、より適切なアドバイスや税金対策の方法などの情報が得られない可能性があります。医師が税理士を選ぶ際は、税理士の実績や経験を重視しましょう。

確定申告だけではなくトータルでサポートできる

医師として経営を継続していくと、開業期、成長期、成熟期、そして経営者が年老いてくれば相続や事業承継を視野に入れるなどいくつかのステージがあります。勤務医も、将来的に開業を視野にいれている人もいるでしょう。各ステージで異なる税理士に相談をすることもできますが、能力があっても気が合わなかったり、経営の悩みを打ち明けることに躊躇してしまう担当者では適切なアドバイスを受けられません。各ステージでその都度、気が合って、能力もある税理士を探すのはなかなか一筋縄ではいかないでしょう。

各ステージ全ての相談内容を網羅している税理士を一人見つけておけば、その後各ステージにおいて適切なサポートを受けることができます。

仮に税理士の業務の範囲外の課題があったとしても、弁護士や中小企業診断士、社労士といった士業のネットワークを持っている税理士も多いため、紹介してもらえばおおよその経営の問題は士業のチームサポートで解決が可能です。信頼できる顧問税理士から紹介される士業の専門家なら、なおさら安心できます。

税理士の確定申告以外の業務は以下のような内容が一般的です。

  • 開業支援相談
  • 医療法人設立支援(法人成りする場合)
  • 経営コンサルティング
  • 相続・事業承継
  • 節税対策

料金などが明確

税理士の業務内容は多岐にわたるため、業務内容とそれに伴う料金が明確に決まっていないと、後で思わぬ追加料金が発生したり、現状の予算では応じてもらえない業務が発生する可能性があります。

個別の案件に対しての費用は税理士によって様々ですが、おおよその相場は1時間1万円。顧問契約をする場合は、毎月個人なら2万円、法人なら10万円。決算対応の場合は個人で約5万円、法人なら約20万円が相場です。

税理士の探し方

税理士の探し方は主に2つあります。

  • 紹介してもらう
  • インターネットで探す

税理士は知り合いに紹介してもらう方法と、インターネットで探す方法が主流。しかしそれぞれメリットとデメリットがあるため、双方を組み合わせて自分にあった税理士を探していくことが大切です。

紹介してもらう

知り合いの医師から税理士を紹介してもらう方法が、良い税理士を見つけるにはもっとも手っ取り早い方法です。すでに知り合いのお墨付きをもらっており、気軽に直接会わせてもらうこともできるので、インターネットで検索して探すよりも人間関係の構築がスムーズである可能性が高いです。

一方、仮に紹介とはいえ自分とは合わない税理士だったような場合、先輩や恩師からの紹介なので断りにくいというデメリットがあります。
自身でどんな業務を相談したいかを明確にして、単純に先輩や恩師の紹介だからという理由だけで担当税理士を決めないことも重要です。また紹介をもらう際は、事前に自分に合わなければ断ることがあると一言添えておきましょう。

インターネットで探す

インターネット検索なら、自分の要望を絞り込んで税理士を探すことができます。医師・勤務医それぞれを得意分野としている税理士も存在するため、それらのキーワードを入力して検索をすれば、簡単に自分の要望にあった税理士がリストアップできます。
しかし、インターネット検索できる税理士は実際にあってみないと、相性の良し悪しはわかりません。また、インターネットで上位に表示される人が必ずしも優秀な税理士であるとは限りませんし、ホームページを公開していない税理士もたくさんいます。

知人の紹介とインターネット、また異業種交流会などいくつかのルートを組み合わせて、自分に合った税理士を探しましょう。とはいえ、開業や節税のなど、医師との折衝経験が豊富な税理士を探すことは、中々難しいことであることも事実。医師資産形成.comでは、税務コンサルティングの実績が豊富な企業しかアライアンスを組んでいないため、税理士選びでお迷いの際は、是非ご相談ください。
中でも、医師資産形成.comのアライアンス先である「税理士ドットコム」は、上場企業である「弁護士ドットコム」が運営する、利用者実績ナンバーワン(※)のサービスです。14年に渡るサービス運営の実績と蓄積されたノウハウで、希望の条件に合った税理士を提案してもらえます。もちろん無料で紹介して貰えるためおすすめです。
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医師が優秀な税理士と出会う必要性

医師はもちろん、勤務医も確定申告が必要な場合があるため、税理士に相談をすることがおすすめです。
医師または勤務医として長いキャリアを積んでいくと、開業支援や、経営コンサルティング、相続・事業承継などさまざまなステージを経験します。確定申告だけではなく、どのステージでも良き相談相手となる税理士を見つけることが大切です。医師資産形成.comでは税務の優良専門会社を探し直接問い合わせまでことができますので、優秀な税理士と出会いたい方は活用してみてください。

コンシェルジュ
瀧山 潤Jun_Takiyama

元々、不動産の販売をさせていただいておりましたので、不動産やその周辺の事についてお客様に寄り添いながらサポートをさせていただきます。

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